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こんなに人見知りなのに、生口島に”ゲストハウス”を作った理由

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ども、NESTオーナーのしおみです!

NESTで働いてくれてたスーパーエース(住み込みスタッフ)が3月26日をもって旅立ってしまいました…

ありとあらゆる業務をこなし、ゲストからは超高評価をいただいていただけにとても寂しいです!

という状況ですが、そんなことはお構いなしで連日ゲストがたくさん訪れてくれています。

大変な毎日ではありますが、とてもありがたく思っております!!

今、基本的に僕がチェックインを担当しているのですが、人見知りの僕はチェックインの度にドキドキします…

「なんでそんなに人見知りなのに、ゲストハウスを始めたんですか…?」

本当によく聞かれる質問です。

ただ、この質問に答えていくと、みなさん楽しそうに話を聞いてくれるので、満を持して記事にしておこうと思います。

人見知りの僕が、なぜゲストハウスをスタートしたのか? ぜひご一読ください!

Contents

生口島との出逢い

何を隠そう、僕が生まれ育ったのが、この島です。(誰も隠してませんが…笑)

幼い頃は、親には「こんな田舎の島を出て、都会で働きなさい」と言われ続け、高校卒業と同時に単身北海道の大学へ。

その後、東京の会社で就職し、順風満帆な社会人人生を送っていくと思われていました。

選んだのは”会社員”ではなく”自営業”の道

父親が自営業。というか、2人の祖父も自営業者と会社経営者。

そんな僕には、会社員という生き方は向いてなかったのでしょう(笑)

社会人3年目。大阪で働いていた時に、ついに独立への思いが爆発。

いてもたってもいられなくなり、お世話になった会社を辞めてしまったのです。

そして、アルバイトやパートで食いつなぎながら、起業の道へと進んでいったのです。

人生の分岐点「家族3人で世界一周」

「家族3人で世界一周」と聞くと、とても聞こえがいいですよね。

ですが、決して優雅な旅なんかではありませんでした。

建前は、子育て環境を探すための旅。

産まれて11ヶ月の長男も一緒に連れていき、この子をどこで育てるか真剣に海外移住を考えていました。

でも、それ以上に、僕自身が迷ってました。

「このままの生き方でいいのか?」

お金を稼ぐために働き、そのお金は都会の高い家賃に消える。

ビジネスも軌道に乗ってきたので、このままなんとなく生きていくこともできるけど、本当にそれでいいのか?とても不安でした。

世界一周を終えて、生口島と再会

半年間の世界一周旅行で、僕は多くのことを体験しました。

  • 雨のバルセロナで道に迷っている時に声をかけてくれた女性
  • 地下鉄で荷物を運ぶのを助けてくれたニューヨークの若者
  • 1日付きっきりで案内してくれたバリのタクシー運転手

いずれも、記憶に残っているのは「人」だったんですよね。

何の利益もないのに親切にしてくれる人たち。

と、その人たちの楽しそうな笑顔。

どこで過ごすか?を一生懸命 考えていた僕には、とても衝撃的でした。

楽しい人生を送れるかどうかは、どこで過ごすかより、何をして過ごすか次第

旅を通して、こんなことを学んだように思います。

帰国した僕は、地元生口島に戻ったときに「なんて素敵な島なんだ」と感動したのを覚えています。

景色、気候、食材、自然はもちろん、あらゆる面で生口島は僕たちにとってとても魅力的でした。

でも、それ以上に、この魅力的な島を 一生懸命 世界に発信しようとしている魅力的な人たちとの出逢いが大きかったように感じます。

生口島でゲストハウスをスタートすることになったきっかけ

僕が、生口島でビジネスをやろう!と思えたのは、島の人たちとの出逢いがきっかけです。

「この人たちの力になりたい」そう思ったからです。

僕が帰国した当時、島の人たちは悩んでました。

「島には、宿が足りない…」と。

生口島には旅館が数軒あっただけで、生口島に滞在する旅行者が非常に少なかったんです。

日帰り旅行者が大半。

もっと長い時間滞在して、島の魅力を知ってほしいという、島の人の声がきっかけで僕は宿泊業を選びました。

当時、生口島にはなかった「ゲストハウス」という低価格帯の宿をスタートすることにしたのです。

だから、僕はゲストハウス好きってこともないし、(ゲストハウス特有の)ゲストとのコミュニケーションを求めているわけでもありません。

(ゲストハウスオーナーはこの2つの理由の人が圧倒的に多い)

僕の場合は、あくまで島おこしの一環としてゲストハウスをスタートしたというのが、本音なのです。

”ゲストハウス”に教えてもらったこと

おかげさまで、NESTは無事3周年を迎えることができました。

これまでに本当に多くのゲストが来てくれました。

ゲストと飲み明かしたこともあるし、そのまま住み着いてくれて家族のようになった子もいます。

たった3年で、本当にいろんな出逢いをもたらしてくれました。

僕が思っていた以上に、ゲストハウスというのはいいところでした(笑)

きっかけは島おこしでしたが、今は結構ゲストハウスが好きだったりします。

そんな中で、僕の中に芽生えてきたのは

「旅をもっと身近にしたい」「生活するように旅をしてほしい」という想いです。

こんなご時世で旅をしにくくなったからこそ、もっと気軽に旅をしてもらいたいなーと、特にこの1〜2年は感じています。

なぜなら、僕自身が旅を通して大きく人生観が変わって成長できたからです。

世界一周のおかげで価値観が変わり、今とても楽しく生口島で子育てができています。

もっともっと多くの人に同じような体験をしてほしいのです。

旅を通して多くの人と出逢い、たくさんのことを吸収してもらえたら嬉しいです。

島宿NESTの今後の展望

NESTは出逢いの場です。

それも旅人同士の出逢いだけではありません。

やっぱり旅に行ったら、ローカルな人と出逢いたいんですよね。

どんな人が、どんな生活をしている場所なのか知りたい!というのが、旅人の心理。(僕自身がそうです)

だから、NESTにローカルな人が集まる場所をつくりました。

「ローカル×旅人」な空間を夢見て、島ラウンジNESTができあがったのです。

実際、とてもありがたいことにご近所さんが多く利用してくれています。

ご近所さんがラウンジで飲みながら、旅人と楽しそうに話しているところを目の当たりにすると、ここだけの話ちょっと嬉し泣きしそうになりました(笑)

今後は、もっともっとローカルの人が集まる場所にしたいなーと思ってます。

ローカルな人が集う、定期的なマルシェやイベントなんかもやっていく予定です。

その方が、旅人にとって魅力的だと考えているからです。

もちろん旅人にとって居心地がいい工夫もしていく予定です。

「魅力的過ぎてそのまま居着いちゃいました…てへっ」的なノリの子が増えることを目標にしています。

だから、住み着いた子が、生口島に住みながらたくさんのチャレンジができて、成長できるような環境を今せっせと作っています。

ただ何もせずに田舎に住んでるだけだと飽きちゃうので…

と、まあこんな感じで、開業から3年経ったのですが、実はまだまだ発展途上です。

NESTの旅もまだまだ始まったばかりですからねー!

旅をもっと身近にできる工夫をこれからも続けていきたいと思っています。

「あの旅で人生が変わりました」

そんな旅にしてもらえるよう、これからも努力していきたいと思います!

ではでは!

Have a great trip!!

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