STORY
NESTができるまで
生活するように旅をする
僕たち夫婦は、2017年に幼い息子を連れて世界一周の旅に出ました。
目的は、海外移住。実際に1週間〜1ヶ月ほど、同じ場所で「生活をしながら」旅して周りました。
もともと旅は好きでしたが、時間に追われる弾丸旅行はあまり好きではなく、また人が多い「観光地」に行くことは少なかったように思います。
だから、旅先での過ごし方は、スーパーで現地の食材を調達したり、地元の人しか行かないようなローカルなお店を好んで、地元に溶け込むスタイルでした。
そんな僕たち家族が、半年間の世界一周旅行をして選んだ移住先は、僕の生まれ故郷である「瀬戸田」でした。
なぜかと言うと、世界を周ってみて地元の魅力に気がついたからです。
島という立地条件であるがゆえの独特の文化と、過ごしやすい地中海性気候。
澄んだ空気の中で眺める海と夕陽はまさに絶景。
美味しい野菜や柑橘類、瀬戸内特有の魚介類を毎日食べることができる大自然での生活。
一方で不便すぎず、本州へのアクセスや国際空港へのアクセスはまったく不自由を感じさせません。
世界中を旅して周って「生活したい」と思った場所が、慣れ親しんだ地元だったのです。
生口島NESTが目指す場所
「なぜ僕たち夫婦が、瀬戸田でゲストハウスをスタートしたのか?」
それは、僕が世界中を周って最も気に入った場所の1つである瀬戸田で、あなたにも「生活するように旅をしてほしい」と思ったからです。
例えば…
- 夏の期間だけ、島暮らしをしてみたい
- 移住体験をしてみたい
- 自然の中で自分を見つめ直したい
- 子育て期間は田舎で生活したい
- 場所を変えて、制作活動をしたい
そういった方々が、気軽に長期滞在できる場所を提供できるようになるのが目標です。
瀬戸田には、もちろん魅力的な老舗旅館もあるので、ぜひ宿泊していただきたいのですが、正直、長期滞在向けではありません。
長期滞在するには、あまりに豪華すぎるのです。
だから、低料金で長期滞在が可能なゲストハウス・シェアハウスといった形の滞在場所を提供することにしたのです。
日常的に近所の人と触れ合ったり、採れたての野菜や果物を分け合ったり、日本古来の文化や祭りを楽しんだり、そんな島ライフをぜひ体験してみてください。
その先に、あなたの瀬戸田移住があれば、なお嬉しいことだとこっそり思ってたりします。
「NEST」という名前に込めた想い
僕が今、人生を賭けて進めているプロジェクトが「ワタリドリプロジェクト」です。
生活するように旅をする人たちを「ワタリドリ」に例え、ワタリドリたちが世界中で拠点とする場所を「巣(NEST)」に例えました。
巣(NEST)を拠点とし、世界中を生活するように旅をする。そんなワタリドリ仲間が増えることを夢見たプロジェクトです。
詳しくはこちらの動画をご覧いただければ幸いです。